来週末は、アートフェアへ行こう!
こんにちは、「美術検定」実行委員会事務局です。
3月に入り、少しずつ暖かい日も増えてきました。来週の連休には、春のアートなお出かけを計画していらっしゃる方も多いことでしょう。
さて、今回は、東京で来週から開催される2つのアートフェアをご紹介します。ひとつはアートナビゲーター東さんのレポートでおなじみの「アートフェア東京2017」、もうひとつは「3331 Art Fair ― Various Collectors Prizes」。それぞれの特色と楽しみ方を中心にお届けします。美術館の展覧会とはひとあじ違うアートを楽しみに、ぜひ、アートフェアへ出かけましょう!
3月に入り、少しずつ暖かい日も増えてきました。来週の連休には、春のアートなお出かけを計画していらっしゃる方も多いことでしょう。
さて、今回は、東京で来週から開催される2つのアートフェアをご紹介します。ひとつはアートナビゲーター東さんのレポートでおなじみの「アートフェア東京2017」、もうひとつは「3331 Art Fair ― Various Collectors Prizes」。それぞれの特色と楽しみ方を中心にお届けします。美術館の展覧会とはひとあじ違うアートを楽しみに、ぜひ、アートフェアへ出かけましょう!
改めて、アートフェアとは?
アートフェアは、美術館の展覧会のようにみるだけではなく、作品を買うことができる「アートの見本市」です。現代美術のアートフェアを例にとると、広い会場に多くのギャラリーがブース出展し、そこにイチオシの若手アーティスト、ときにビッグネームのアーティストの作品を展示して販売する、これが代表的な形式でしょう。もともと商業ギャラリーは、多くのアーティストと作品を紹介して販売しています。しかし、ギャラリーはちょっと敷居が高くて……と戸惑う方も緊張しなくてよいのが最近のアートフェアでしょう。応援したい若手アーティストを探すには絶好のチャンスです。
また、ブース展示だけではなく、ギャラリー横断で小さな展覧会スペースが設けられていたり、アートの楽しみ方を紹介するプログラムが開催されたりと、かなり盛りだくさんのコンテンツが詰まっていることもあります。
では、早速、2つのアートフェアを紹介していきましょう。
アートフェア東京2017

Photo: Munetoshi Iwashita
今年で12回目を迎えた「アートフェア東京」。2005年に83ギャラリーの参加から始まり、今回は国内外から150軒のギャラリーが参加する規模のアートフェアとなりました。ここで扱われる作品は、日本やアジアを中心とした現代美術はもちろん、古美術、工芸、日本画、近代美術と幅広いもの。まさに日本最大級の国際的なアートフェアです。2017年は、テーマに「Art is Alive―アートに近づく、アートが近づく」を据えて、ギャラリー展示のほか、「アートとの距離が近づく」「作品を介して人同士が近づく」ための工夫を凝らした展示やプログラムで来場者を迎えます。
■「ギャラリーエリア」を巡って、アートハンディング
フェアのメインとなる「ギャラリーエリア」には、150ギャラリーが集います。今年は国内の代表的なギャラリーに加え、ヨーロッパやアジア17都市のギャラリーが出展するそうです。
思わぬ出会いを求めて、巨大なアートフェア会場を全部巡るのはいいのですが、1日がかりでもかなり大変です。せっかくの機会ですから、作品はじっくりとみたいもの。ここでは事前準備がモノを言います。「アートフェア東京」の公式HPには、会場MAPとギャラリーリスト、主な出展アーティストが発表されています。これらをもとに、まずは「絶対みたいアーティストとギャラリー」をピックアップしておくことがおすすめです。また、出展ギャラリーの公式HPには、どのアーティストの作品が展示されるのか、事前情報がアップされていることもあります。
オープンな雰囲気のなかで作品をみられる機会です。気になる作品があれば、ぜひ、ギャラリストにも話を聞いてみましょう。表現のこと、素材のこと、アーティストのこと、気になることはなんでもOK。ギャラリストたちのフランクさと愛情あふれるトークに、作品をみる楽しさが直接伝わってくるはずです。また、ブースにアーティストが訪れている場合は、本人から話が聞けることもあります。

左/ペ ラン(Pe Lang)《Color l nº10》2016年 16mmカラーフィルム・モーター・機械部品
ギャラリー=STANDING PINE
右/Mrs. Yuki《無題》2015年 ミクストメディア Photo: Nobutada Omote
ギャラリー=SCAI THE BATHHOUSE
■現代美術を10万円からお買上げ!?
若手アーティストの作品を中心に約60点で構成される「Hopin’ Pocketful ポケットの希望」という特別展示が、入場無料のロビーギャラリーで開かれます。今から大きく羽ばたいていきそうなアーティストの作品ばかりが集まる空間です。ここで展示される作品は、10万円前後から高くても30万円程度と、比較的手が届きやすい価格のものオンリー。暮らしの小さなスパイスにアートを採り入れたい、自分の心に響くフレッシュな表現のアーティストを発見したい、今から育っていく若手を探して応援したい、そんなアートの楽しみ方を教えてくれる展示のようです。

2016年のロビーの様子 Photo: Munetoshi Iwashita
■まだある特別展示、アートに近づくイベントプログラム
12のギャラリーが、それぞれ1組のアーティストをセレクトした個展形式のセクション「PROJECTS」、注目のファッションショー「東京ガールズコレクション」とのコラボ展示「Female Hero」、スプニツ子とランボルギーニがコラボしたアートカー展示など、見どころはまだまだあります。
また、展示と並び、ぜひ参加してみたいのがバリエーション豊かなプログラムです。会期中は、ギャラリストと巡るツアー、現代美術がもっと身近になるトーク、子ども向けのワークショップが開催されます。アートフェアだからといって、コレクションに関わるプログラムだけではありません。今年開催される国際芸術祭にふれるトーク、東京のアートシーンについてのディスカッションなど、アートをより深く知る機会にもなりそうです。プログラムへの参加を通じて、個人がさらなるアートの楽しみ方を増やしていけることでしょう。
※事前応募が必要なプログラムあり。詳細は公式HPでご確認ください。

左はツアー、右はトークプログラムの様子
[アートフェア東京2017]開催概要
開催日程 2017年3月17日(金)〜19日(日)
17日(金)13:00〜20:00
18日(土)11:00〜20:00
19日(日)10:30〜17:00
会場 東京国際フォーラム ホールE+ロビーギャラリー
東京都千代田区丸の内3-5-1
最寄駅 JR有楽町駅から徒歩1分
入場料 前売り券 1DAYパスポート2300円(税込)
当日券 1DAYパスポート2800円(税込)
3331 Art Fair 2017
―Various Collectors Prizes―

もうひとつのアートフェアは、3月17日(金)から4日間、アーツ千代田3331で開催される「3331 Art Fair 2017―Various Collectors Prizes―」。このフェアは、作品を購入することでアーティストを支援し、芸術とアーティストたちを社会のなかで育てていく仕組みのひとつとして、2014年に始まりました。出品アーティストの選び方も独自のもので、ほかのアートフェアとはひと味違ったアーティストや作品に出会えそうです。また、さまざまなアート・コレクターたちがプライズ(賞)・セレクターとして、購入作品や応援したい作家に「プライズ」を付与する、というユニークな方法が採られています。

2016年に「はなぷさ大賞」「マーサン賞」を受賞した
ミルク倉庫+ココナッツ《金の次第》 2016
4回目の今回は、金沢21世紀美術館館長の秋元雄史さんをはじめ、日本各地にゆかりのあるキュレーター8名、若手アーティストの発掘と育成に力を入れる15ギャラリー、そして4つのオルタナティブスペースがそれぞれ出品アーティストを推薦。1990年代生まれのアーティストを含む、まさに今から注目すべき現代美術家たち77組が参加します。
■コレクターたちの「眼」も一緒に楽しむ
作品をみて、いざとなれば購入もできるのは、アートフェアの楽しみのひとつです。ただ、このフェアの最大の特徴は、あらかじめ選ばれたアート・コレクターたちが「コレクター・プライズ」を、展示作品のなかから選んで贈ること。会期中にコレクターたちが選ぶので、最終日まで次々に受賞作品が増えていくことになります。
今回、プライズ・セレクターに選ばれているのは、起業家やアートディレクターなど職業もさまざまな100名です。コレクターたちは、その人ならではの切り口で作品を収集しています。プライズに選ばれた作品や作家を通して、観客も、「このアーティストは将来が楽しみ」「自分ならどのアーティストを応援したいかな」「こんな作品の感じ方があったのか」と、今までとは違う視点で作品をみることができるかもしれません。本当にいろいろなコレクターがいるので、コレクションをすることを身近に感じることもできるでしょう。
ちなみに、このアートフェアに出展される作品の価格は1万円くらいから。一番多い価格帯が5〜15万円程度と、初めてのコレクションにはお手頃な作品も多数出品されるそうです。これから世に出ていって欲しいアーティストを探すにも、ぴったりのアートフェアです。

左/安達 大悟《sound of the wind》板締め絞り・型染め、綿 推薦者=秋元雄史
右/小畑 多丘《B-Boy Abstract and Slid》リトグラフ 推薦者=キドプレス
■アート&ワイン、トークや上映イベントも
同時開催のイベントもユニークです。まず、18日(土)の「3331ワインDay」。こちらはワインを嗜みつつアートを楽しめるイベントです。ソムリエセレクトのワイン飲み比べもできるとか。なんと「職人のワイン」と呼ばれる、非常に珍しいワインも登場するそうです。
また、これからの現代美術マーケットを取り巻く事情がわかるトーク「これからのコレクション―新しい表現に投資せよ!―」では、1980年代生まれのアーティストやアートディレクター3名が登壇します。
さらに、アートやコレクションが初めてという方にも安心のツアーが準備されています。アーツ千代田3331の主宰者でアーティストの中村政人さんが案内を務める「ギャラリーツアー」(19日17:00〜)、スタッフによる「ギャラリートーク」(18日14:00〜)の2回。どちらも無料で参加できるものです。ほかに、映画「ハーブ&ドロシー」シリーズの上映会など、現代美術とコレクションに関わるイベントが開催されます。
各イベントは、事前申し込みやチケットが必要なものがあるため、詳細は公式HPでご確認ください。
[3331 Art Fair ―Various Collections Prizes]開催概要
開催日程 2017年3月17日(金)〜20日(月祝)
17日(金)18:00〜21:00
18日(土)・19日(日)12:00〜20:00
20日(月祝)12:00〜17:00
会場 アーツ千代田3331 1Fメインギャラリー
東京都千代田区外神田6-11-14
最寄駅 東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分ほか
入場料 一般 1000円(税込) ペアチケット 1600円(税込)
学生・シニア 800円(税込) 高校生以下・障碍者 無料
※いずれも一日券。当日に限り再入場可。
入場済みチケットの提示で以後、1日700円で再入場可
さあ、来週の連休は、アートフェアへ行って新しい表現に出会いましょう。
取材・文/染谷ヒロコ(本ブログ編集)
アートフェアは、美術館の展覧会のようにみるだけではなく、作品を買うことができる「アートの見本市」です。現代美術のアートフェアを例にとると、広い会場に多くのギャラリーがブース出展し、そこにイチオシの若手アーティスト、ときにビッグネームのアーティストの作品を展示して販売する、これが代表的な形式でしょう。もともと商業ギャラリーは、多くのアーティストと作品を紹介して販売しています。しかし、ギャラリーはちょっと敷居が高くて……と戸惑う方も緊張しなくてよいのが最近のアートフェアでしょう。応援したい若手アーティストを探すには絶好のチャンスです。
また、ブース展示だけではなく、ギャラリー横断で小さな展覧会スペースが設けられていたり、アートの楽しみ方を紹介するプログラムが開催されたりと、かなり盛りだくさんのコンテンツが詰まっていることもあります。
では、早速、2つのアートフェアを紹介していきましょう。
アートフェア東京2017

Photo: Munetoshi Iwashita
今年で12回目を迎えた「アートフェア東京」。2005年に83ギャラリーの参加から始まり、今回は国内外から150軒のギャラリーが参加する規模のアートフェアとなりました。ここで扱われる作品は、日本やアジアを中心とした現代美術はもちろん、古美術、工芸、日本画、近代美術と幅広いもの。まさに日本最大級の国際的なアートフェアです。2017年は、テーマに「Art is Alive―アートに近づく、アートが近づく」を据えて、ギャラリー展示のほか、「アートとの距離が近づく」「作品を介して人同士が近づく」ための工夫を凝らした展示やプログラムで来場者を迎えます。
■「ギャラリーエリア」を巡って、アートハンディング
フェアのメインとなる「ギャラリーエリア」には、150ギャラリーが集います。今年は国内の代表的なギャラリーに加え、ヨーロッパやアジア17都市のギャラリーが出展するそうです。
思わぬ出会いを求めて、巨大なアートフェア会場を全部巡るのはいいのですが、1日がかりでもかなり大変です。せっかくの機会ですから、作品はじっくりとみたいもの。ここでは事前準備がモノを言います。「アートフェア東京」の公式HPには、会場MAPとギャラリーリスト、主な出展アーティストが発表されています。これらをもとに、まずは「絶対みたいアーティストとギャラリー」をピックアップしておくことがおすすめです。また、出展ギャラリーの公式HPには、どのアーティストの作品が展示されるのか、事前情報がアップされていることもあります。
オープンな雰囲気のなかで作品をみられる機会です。気になる作品があれば、ぜひ、ギャラリストにも話を聞いてみましょう。表現のこと、素材のこと、アーティストのこと、気になることはなんでもOK。ギャラリストたちのフランクさと愛情あふれるトークに、作品をみる楽しさが直接伝わってくるはずです。また、ブースにアーティストが訪れている場合は、本人から話が聞けることもあります。


左/ペ ラン(Pe Lang)《Color l nº10》2016年 16mmカラーフィルム・モーター・機械部品
ギャラリー=STANDING PINE
右/Mrs. Yuki《無題》2015年 ミクストメディア Photo: Nobutada Omote
ギャラリー=SCAI THE BATHHOUSE
■現代美術を10万円からお買上げ!?
若手アーティストの作品を中心に約60点で構成される「Hopin’ Pocketful ポケットの希望」という特別展示が、入場無料のロビーギャラリーで開かれます。今から大きく羽ばたいていきそうなアーティストの作品ばかりが集まる空間です。ここで展示される作品は、10万円前後から高くても30万円程度と、比較的手が届きやすい価格のものオンリー。暮らしの小さなスパイスにアートを採り入れたい、自分の心に響くフレッシュな表現のアーティストを発見したい、今から育っていく若手を探して応援したい、そんなアートの楽しみ方を教えてくれる展示のようです。

2016年のロビーの様子 Photo: Munetoshi Iwashita
■まだある特別展示、アートに近づくイベントプログラム
12のギャラリーが、それぞれ1組のアーティストをセレクトした個展形式のセクション「PROJECTS」、注目のファッションショー「東京ガールズコレクション」とのコラボ展示「Female Hero」、スプニツ子とランボルギーニがコラボしたアートカー展示など、見どころはまだまだあります。
また、展示と並び、ぜひ参加してみたいのがバリエーション豊かなプログラムです。会期中は、ギャラリストと巡るツアー、現代美術がもっと身近になるトーク、子ども向けのワークショップが開催されます。アートフェアだからといって、コレクションに関わるプログラムだけではありません。今年開催される国際芸術祭にふれるトーク、東京のアートシーンについてのディスカッションなど、アートをより深く知る機会にもなりそうです。プログラムへの参加を通じて、個人がさらなるアートの楽しみ方を増やしていけることでしょう。
※事前応募が必要なプログラムあり。詳細は公式HPでご確認ください。


左はツアー、右はトークプログラムの様子
[アートフェア東京2017]開催概要
開催日程 2017年3月17日(金)〜19日(日)
17日(金)13:00〜20:00
18日(土)11:00〜20:00
19日(日)10:30〜17:00
会場 東京国際フォーラム ホールE+ロビーギャラリー
東京都千代田区丸の内3-5-1
最寄駅 JR有楽町駅から徒歩1分
入場料 前売り券 1DAYパスポート2300円(税込)
当日券 1DAYパスポート2800円(税込)
3331 Art Fair 2017
―Various Collectors Prizes―

もうひとつのアートフェアは、3月17日(金)から4日間、アーツ千代田3331で開催される「3331 Art Fair 2017―Various Collectors Prizes―」。このフェアは、作品を購入することでアーティストを支援し、芸術とアーティストたちを社会のなかで育てていく仕組みのひとつとして、2014年に始まりました。出品アーティストの選び方も独自のもので、ほかのアートフェアとはひと味違ったアーティストや作品に出会えそうです。また、さまざまなアート・コレクターたちがプライズ(賞)・セレクターとして、購入作品や応援したい作家に「プライズ」を付与する、というユニークな方法が採られています。

2016年に「はなぷさ大賞」「マーサン賞」を受賞した
ミルク倉庫+ココナッツ《金の次第》 2016
4回目の今回は、金沢21世紀美術館館長の秋元雄史さんをはじめ、日本各地にゆかりのあるキュレーター8名、若手アーティストの発掘と育成に力を入れる15ギャラリー、そして4つのオルタナティブスペースがそれぞれ出品アーティストを推薦。1990年代生まれのアーティストを含む、まさに今から注目すべき現代美術家たち77組が参加します。
■コレクターたちの「眼」も一緒に楽しむ
作品をみて、いざとなれば購入もできるのは、アートフェアの楽しみのひとつです。ただ、このフェアの最大の特徴は、あらかじめ選ばれたアート・コレクターたちが「コレクター・プライズ」を、展示作品のなかから選んで贈ること。会期中にコレクターたちが選ぶので、最終日まで次々に受賞作品が増えていくことになります。
今回、プライズ・セレクターに選ばれているのは、起業家やアートディレクターなど職業もさまざまな100名です。コレクターたちは、その人ならではの切り口で作品を収集しています。プライズに選ばれた作品や作家を通して、観客も、「このアーティストは将来が楽しみ」「自分ならどのアーティストを応援したいかな」「こんな作品の感じ方があったのか」と、今までとは違う視点で作品をみることができるかもしれません。本当にいろいろなコレクターがいるので、コレクションをすることを身近に感じることもできるでしょう。
ちなみに、このアートフェアに出展される作品の価格は1万円くらいから。一番多い価格帯が5〜15万円程度と、初めてのコレクションにはお手頃な作品も多数出品されるそうです。これから世に出ていって欲しいアーティストを探すにも、ぴったりのアートフェアです。


左/安達 大悟《sound of the wind》板締め絞り・型染め、綿 推薦者=秋元雄史
右/小畑 多丘《B-Boy Abstract and Slid》リトグラフ 推薦者=キドプレス
■アート&ワイン、トークや上映イベントも
同時開催のイベントもユニークです。まず、18日(土)の「3331ワインDay」。こちらはワインを嗜みつつアートを楽しめるイベントです。ソムリエセレクトのワイン飲み比べもできるとか。なんと「職人のワイン」と呼ばれる、非常に珍しいワインも登場するそうです。
また、これからの現代美術マーケットを取り巻く事情がわかるトーク「これからのコレクション―新しい表現に投資せよ!―」では、1980年代生まれのアーティストやアートディレクター3名が登壇します。
さらに、アートやコレクションが初めてという方にも安心のツアーが準備されています。アーツ千代田3331の主宰者でアーティストの中村政人さんが案内を務める「ギャラリーツアー」(19日17:00〜)、スタッフによる「ギャラリートーク」(18日14:00〜)の2回。どちらも無料で参加できるものです。ほかに、映画「ハーブ&ドロシー」シリーズの上映会など、現代美術とコレクションに関わるイベントが開催されます。
各イベントは、事前申し込みやチケットが必要なものがあるため、詳細は公式HPでご確認ください。
[3331 Art Fair ―Various Collections Prizes]開催概要
開催日程 2017年3月17日(金)〜20日(月祝)
17日(金)18:00〜21:00
18日(土)・19日(日)12:00〜20:00
20日(月祝)12:00〜17:00
会場 アーツ千代田3331 1Fメインギャラリー
東京都千代田区外神田6-11-14
最寄駅 東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分ほか
入場料 一般 1000円(税込) ペアチケット 1600円(税込)
学生・シニア 800円(税込) 高校生以下・障碍者 無料
※いずれも一日券。当日に限り再入場可。
入場済みチケットの提示で以後、1日700円で再入場可
さあ、来週の連休は、アートフェアへ行って新しい表現に出会いましょう。
取材・文/染谷ヒロコ(本ブログ編集)
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