アートでエクササイズ? vol.7



お店を出て、たまたま覗いた近くのアートスペース繭では『脇田和展』が開かれていた。あっ、この小さな作品なら買えるかも…。にわかコレクタ―気分に浸るのも楽しい。

次に入ったミキモトギャラリーではアンティークジュエリー&ウオッチ展で気分があがる。

財団とアーティストの「共有/協働」による冒険は、このビルのウィンドゥディスプレイにも生かされている。この春、原美術館で展覧会が開催されたニコラ・ビュフも4年前にウィンドゥディスプレイを手掛け、道行く人々にインパクトを与えた。彼がデザインした魅力的なスカーフは今では商品として並んでいる。

隣のミュゼ・フランスには関連商品などが並ぶ。
続いて資生堂ギャラリーへ。ここは1919年のオープン以来、これまでに開催した展覧会は3100回以上とか。現存する日本最古の画廊といわれる。今でも銀座地区最大級の空間を生かし、現代美術を中心に幅広い表現世界を紹介している。6月開催の中村誠の回顧展『中村誠の資生堂 美人を創る』では、女性の美を時代と共に強烈かつ新鮮に切り取ってきた中村の創作プロセスを垣間見ることができた。
さまざまな創作魂に触れて、私も何か描きたくなった。伊東屋で画材を見ていこうかな。
…と、尽きぬ面白さのアートクルーズ。さすがに疲れて向かった先は、文具メーカー・ぺんてるが2カ月の期間限定でオープンしているカフェ、GINZA RAKUGAKI Café & Bar by Pentel。ここは店内どこでも落書きができるというユニークなカフェ。席に着くとお水より先にカラフルな筆記具が運ばれてくる。すでに多くの落書きでカウンターも床もぎっしり。3人組の女の子は果敢に背よりも高い壁にトライしている。何だかみんなとっても楽しそう。落書きは、イラストでも絵画でもなくて、まさに楽が気?気が楽?なのかな。
どんなにすごい芸術も初めはこんな落書きから始まったのかもしれない。
描く人、創る人、修復する人、集める人、鑑賞する人…たくさんの人でアートは成り立っている。それらをすべて飲み込んで、作品に触れる機会を提供している銀座って奥が深い!
ちなみに今日の歩数は10775歩。消費カロリーは202kcal。
これだけ歩いても意外と消費カロリーって少ないですね…。
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「美術検定」に向けては、テキストの図版に吹き出しを付けて覚えたいことをメモ書きしたり、カラフルな美術年表を手作りして手帳に挟んで持ち歩いたり、実際の作品や美術書の図版、写真をたくさん見るといったビジュアル勉強法(?)を実践していました。
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