すでに今年の秋の合格を目指して、「美術検定」の勉強を始めている方もいらっしゃることでしょう。
このたび刊行した『傾向と対策』は、学生時代でいうところの〈参考書〉または〈図説〉に相当するものです。
『「美術検定」公式テキスト』は教科書、こちらは参考書、そして、6月末刊行予定の問題集で1セットです。
今から検定用の書籍を購入される方は、ご自分の学習スケジュールに合わせ、上記を目安に本を選んでみてください。
では、ちょっとだけ、各級のナカミをご紹介しましょう。
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3級『傾向と対策』30日で合格を目指す!これがこの本のコンセプト。
西洋美術史、日本美術史、美術のキホン つくる+見る(画材や技法)の3部構成で、出題範囲を完全網羅しています。
各時代の最初の見開きその時代で覚えておきたい代表的な作家と代表作を国や様式別に整理して、カラー図版で紹介。
ページ下には、西洋美術史ページなら該当する日本の時代、
日本美術史なら西洋の時代・様式がオビ年表になって入っています。
これで時代の流れがよくわかります。
次の見開き混乱しやすい類似項目や覚えておきたいポイントを、Q&A方式のテキスト、
わかりやすいチャートで整理しました。
もちろん、過去の美術検定、アートナビゲーター検定の頻出ポイントもカバー。美術史を楽しく勉強するための1冊です。
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1・2級『傾向と対策』『「美術検定」公式テキスト』には詳細解説がないけれど、
美術史上おさえておきたい、かつ、過去の美術検定とアートナビゲーター検定の頻出項目を重点的に解説。美術史通史はすでに勉強済み、という方におススメがこちら。
各時代の最初の見開きその時代を代表する作家(作品)の生没年をオビ年表で表示しています。
同時代の作家の比較、様式、社会の動きまでこの見開き1つでわかるよう工夫しました。
各時代の2見開き目以降検定頻出項目の解説です。『公式テキスト』から一歩踏み込んだ内容をまとめ、
美術と社会との関わりもわかりやすく整理しています。
また、混乱しがちな事項は、チャートですっきり!
2級では、西洋・日本美術史、技法に加え、現代美術、工芸・デザイン、東洋美術が出題範囲に入ります。西洋・日本の美術史に関連が深い事項を
少ないページにぐっと凝縮。時間がない方、何冊も本を買いたくない方はこのページをしっかり読みこめば、合格圏内!を目指しました。
また、美術館・関連行政・展覧会のページでは、検定頻出項目と美術館史、時事問題で出てきそうなポイントをピックアップ。穴埋め問題対策にも使えるパートです。
1級の記述式問題対策として、巻末には「美術館の普及活動事例」も掲載。記述問題は2択で、美術の普及活動にスポットをあてた出題が毎年あります。事例をいくつも知っていると、本番で慌てなくて済むかも!
では、みなさん、合格を目指して楽しく勉強してください。