あおもりアート一日散歩
みなさん、こんにちは。 東北在住アートナビゲーターの高村です。
今日は今年開館5周年を迎えた青木淳の建築と奈良美智作品が楽しめる青森県立美術館に行ってきました。
東北新幹線新青森駅開業にあわせて新しい施設がオープンしたウォーターフロントエリアも一緒に紹介しますね。
今日は今年開館5周年を迎えた青木淳の建築と奈良美智作品が楽しめる青森県立美術館に行ってきました。
東北新幹線新青森駅開業にあわせて新しい施設がオープンしたウォーターフロントエリアも一緒に紹介しますね。

バス停からはらっぱの中の一本道を歩いていくと白い美術館が見えてきました。

常設展では奈良美智、棟方志功、寺山修司、成田亨などの青森出身アーティストの作品を贅沢に鑑賞できます。
また中央に作品に合わせて設計されたアレコホールがあり、イスに座ってシャガール作品の世界にゆったりと浸れます。

最近「えさ皿」ができてリニューアルされました。
この作品は常設展示室の中からも鑑賞できます。ガラス越しですがこの作品に限り中からの撮影も可能です。
《あおもり犬》野外通路は閉館15分前には閉まってしまうので気をつけてくださいね。
また1階のカフェ「4匹の猫」から見える奈良美智の八角堂とミュージアムショップ近くのコミュニティギャラリーも無料エリアです。コミュニティギャラリーでは随時企画展示開催中です。
(建物の構造が少し難しいので、詳しくはこちらをご覧ください。)
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広い美術館でゆっくり過ごした後はおなかもすいたので青森駅へ。青森駅までは県立美術館前バス停から青森市営バスで30分ほど、ルートバスねぶたん号では左回りコースで50分、右回りコースで60分ほどです。

こちらでは青森県特産の食材が気軽に楽しめて、お土産も豊富にそろっています。
今日のランチは2階「ガレッテリア・ダ・サスィーノ」のシードルとガレットです。
弘前で人気のフレンチレストランの姉妹店ですが、このお店ではフレンチだからと緊張せずに手ごろな価格でランチが楽しめます。

今回は県産のベーコン・卵や野菜などがのったガレット・コンプレットを美味しくいただきました。
他にも1階フードコートでお寿司や名物のバラ焼きが食べられます。バラ焼きは十和田市現代美術館のある十和田市の名物でバラ肉とたまねぎを甘辛いタレで炒めたB級グルメです。B-1グランプリなどでご存知の方もいるかもしれませんね。

ゆっくり休憩した後はお隣のねぶたの家ワ・ラッセにも立ち寄ってみました。
この施設は今年1月に開館しました。館内は撮影可能ということです。
こちらでは夏のねぶた祭りとは一味違う静のねぶたをゆっくりと鑑賞することができます。 本場の動の青森ねぶた祭は毎年8月2日~7日に開催されます。
またその頃青森県立美術館では開館5周年記念「光を描く 印象派展」(7/9~10/10)が開催予定です。
夏休みにお祭りとアートを一緒に体感するのもおすすめですよ。
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今回はゆっくりとまわるコースでしたが、青森市内には他にも昭和50年開館の棟方志功記念館があり、コンパクトな空間でじっくり棟方作品と対峙できる静かな空間となっています。
ルートバスねぶたん号で「棟方志功記念館前」バス停まで行けるようになり、こちらも便利になりました。
せっかくだからいろんなところを見たい!という方には志功館、県立美術館、三内丸山遺跡をまわるコースもおすすめです。
美術館から三内丸山遺跡までは無料シャトルバスがあり、元気な方は10分ほど歩いて行くこともできる距離です。遺跡に隣接する縄文時遊館ではさんまるミュージアムという展示室も昨年リニューアルオープンし、余談ですがレストランとショップどちらでも食べられる栗のソフトクリームはおいしいですよ。
震災で一時休止していた東北新幹線も復旧しました。
もし良かったらみなさんもぜひ、青森でアートに触れてみませんか?
