辰野金吾設計の東京駅は、みなさまご存知ですね。その東京駅(丸の内側)を出てすぐ、高層ビルの合間にたたずむレンガ造りの建物が
三菱一号館美術館です。
設計は辰野の師でもある英国人建築家、ジョサイア・コンドル。
明治27年(1894年)に建てられた洋風事務所建築が復元され、2010年に美術館としてオープンしました。
東京駅の地下通路から直接入るほうが便利ですが、できれば地上からアプローチして、全体の景観を楽しむのがおすすめ。
その場合は、広場側入口のエレベーターから館内へ入れます。
授乳室・おむつ交換スペースは、隣接する
丸の内ブリックスクエアの3階にあります。
おちびさんがすっきりしたところで、さあ行きますか。
三菱一号館美術館では現在「
もてなす悦び展」を開催中です。
通路は板張りで段差はなく、
ベビーカーでも入れます。
ガラス張りの廊下から眺める中庭の緑がきれいです。
階を変わる際は、係員の方がエレベーターまで丁寧に誘導してくれました。
混雑時は期待できないかもしれませんが、子連れで美術館に行くときの「迷惑かな」という不安感が和らぎました。
「ミュージアムショップもどうぞ」との声に、「
Store1894」にもお邪魔しました。
展覧会の関連グッズはもちろん、
鮮やかな色づかいや愉快なデザインたちに、ついつい足を止めて見入ってしまいます。
通路が少し狭いので、ベビーカーの取り回しにはご注意を。
娘は大きなニワトリのオブジェがお気に入りでした。
館内にはカフェ「
Cafe1894」もあり、ランチやケーキ、フィッシュ・アンド・チップスが楽しめるそうです。
この日はいい天気だったので、先ほどのブリックスクエアにあるオープンカフェ「
マルゴ丸の内」に行きました。
噴水は止まっていましたが(節電でしょうか)、たくさんの家族連れがくつろいでいましたよ。
そうそう、ベンチでお弁当、なんてのもいいですね。
今の季節はちょっと辛いですが・・・。
三菱一号館美術館、お子さま連れで、ぜひどうぞ。
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プロフィール/
趣味に形を与えたくて2008年に美術検定1級に合格。翌2009年に出産。
家事・育児・仕事に振り回されながらも、気になる展覧会には頑張って足を運んでいます。
もちろん子連れで!