先輩たちの「美術検定」直前対策!
こんにちは。「美術検定」事務局です。
今年の検定試験まで、あと1ヵ月を切りました。受験生のみなさんは、そろそろ勉強もラストスパートをかけられる時期でしょう。
今日は、そんな受験生のみなさんへ、先輩たちからのエールをお贈りします。特にまとまった勉強時間がとれない、とお嘆きの社会人の方々へ、同じ経験をしたアートナビゲーターが実行した「直前対策」を集めてご紹介します。
今年の検定試験まで、あと1ヵ月を切りました。受験生のみなさんは、そろそろ勉強もラストスパートをかけられる時期でしょう。
今日は、そんな受験生のみなさんへ、先輩たちからのエールをお贈りします。特にまとまった勉強時間がとれない、とお嘆きの社会人の方々へ、同じ経験をしたアートナビゲーターが実行した「直前対策」を集めてご紹介します。
<通勤時間や待ち時間、空き時間を利用する!>
①通勤時に『練習問題』を正誤問わず2〜3回解く
間違った問題は何度でもやり直す
正解した問題でも、他の選択肢や解説文に知らない人物/作品名/用語が登場していたら、必ず『公式テキスト』などに戻って確認する
特に確認作業は非常に面倒なので、通勤時間などの「空き時間」を利用する、くらいの心構えが継続のコツ、というアドバイス付きです。
②混んだ乗り物の中では、「美術連想ゲーム」―頭の中で作品の画像と作品名、作家名をリンクさせ続ける―をする
通勤時に関連書籍を読み込んだ、『練習問題』を解いた、という方はやはり多いです。ただ、ラッシュアワーは書籍を広げるのも大変なので、②のような方法も効果的だそうです。
<5分間立つ場所で美術史の流れを確認!>
洗面所やキッチンなど、自宅で5分以上立つ場所に、年表のコピーを貼っておき、そこに立ったら美術史の流れを確認する
わざわざ本を開いて確認という時間がとれなくても、この方法ならいつでも確認ができる、と非常に忙しい仕事をしている先輩の体験談です。
<会社の同僚を巻き込む!>
ランチタイムに同僚をつかまえ、前日に学んだ内容を説明してみる
人に何かを説明をする時に話に詰まる、相手に意味が伝わらない、という場合は、内容が頭の中で整理されていないことが多いもの。そこで、人に自分が勉強した内容を話しみて、詰まったら帰宅後にその内容を復習する、ということをくり返した先輩も。
<瞬発力トレーニング>
スピード重視で『練習問題』を解く
「4択問題でパッと見て正解を見つけ出せるようになる」ための方法だそうです。その際、正解を1つ選ぶのか、誤ったものを1つ選ぶのか、設問を慌てず見極める注意力も同時に身につけることになったそうです。これにより10点、20点の得点アップに直結できるとか……。
<時間のイメージトレーニング>
自分の中で時間配分を考えて、昨年の「検定問題」を解いてみる
時間制限のある検定試験にそなえ、時間配分のイメージを持って問題を解く練習方法です。腕時計やタイマーを使い、所定の時間内に直近の本試験問題で実践してみること。自分の回答スピードが制限時間に間に合うのかどうかを試すことで、時間配分への対策が立てられるとのこと。本試験での時間配分はあらかじめ考えておいた方が本番で焦りません、とのアドバイス付きです。特に、2級は問題数が多く、1級は記述式問題が出題されるため、時間配分は合格へのキーとなるもよう。
<弱いジャンルを徹底攻略!>
自分が弱い「デザイン」「建築」分野を中心に、美術検定関連書籍を読み込んだ
直前なので、自分の弱点分野のみ強化する方法です。弱点分野は人によって異なるので参考にする書籍も違うと思いますが、関連書籍は使えると思います、とのこと。
<TVで記憶を活性化!>
TVの美術番組は、録画しても見る
TV番組による学習効果は、複数の先輩たちが挙げていました。
例えば、『日曜美術館』『美の巨人たち』はもちろん、『なんでも鑑定団』『世界ふしぎ発見』でも『公式テキスト』に載っている作家の作品や建築物、世界遺産が出てくること、どの美術館にどんな作品が収蔵されているか、作品にこめられた思いや背景等も端的なエピソードとして語られ、書籍を読まずに情報を得られる……など。TV画面で見た作品は記憶に残るそうです。BS放送も含め、番組表をチェックして予約録画しましょう、というアドバイスもありました。
<思い出したらネットで検索>
時事問題は、時々ネットで検索してみる
思い出した時に、「展覧会、修復関連、美術品オークション、企業の文化活動、開館した美術館、美術館の教育普及」などといったキーワードをネットで検索し、美術に関連する時事問題の記事を読んでみる、という対策もありました。ただし「仕事中に検索しないように」とのこと。あくまでも、「思い出した時」にしてみましょう。
<小論文は書いてみる!>
「1000字の文章を書く」体験をする
こちらは1級対策です。「小論文の書き方」の書籍を買い、それにのっとって時事問題やTVからの情報、体験したことなどを下手でもいいから書いてみる、展覧会に行ったら自分の感想をまとめてみる、など。とにかく1000字を自分で書いてみると、あやふやだった情報が整理できる、作品や作家の正確な漢字、年号などをしっかり覚えるきっかけにもなったそうです。
<筋力トレーニング>
たくさんの文字数を「丁寧に早く書く」練習をする
こちらも1級の記述対策。この先輩は、筆圧が弱く2〜3行書くと手指が痛くなってしまう方でした。そのため、記述内容を組み立てる「頭を使う訓練」と並行して、毎日1回、新聞の1面コラムを1000文字分だけ書き写すトレーニングを実行されたそうです。字の丁寧さを維持しながらでも「毎日取り組めば、かかる時間は次第に短くなった」と言います。
*****
受験生のみなさん、いかがだったでしょうか?
勉強方法や対策は個人によって違うもの。すでに自分のペースで勉強されている方は、そのペースをぜひ継続してください。どうしようと焦っている方は、上記に1つでも「これなら」という対策があれば幸いです。
では、GOOD LUCK!
①通勤時に『練習問題』を正誤問わず2〜3回解く
間違った問題は何度でもやり直す
正解した問題でも、他の選択肢や解説文に知らない人物/作品名/用語が登場していたら、必ず『公式テキスト』などに戻って確認する
特に確認作業は非常に面倒なので、通勤時間などの「空き時間」を利用する、くらいの心構えが継続のコツ、というアドバイス付きです。
②混んだ乗り物の中では、「美術連想ゲーム」―頭の中で作品の画像と作品名、作家名をリンクさせ続ける―をする
通勤時に関連書籍を読み込んだ、『練習問題』を解いた、という方はやはり多いです。ただ、ラッシュアワーは書籍を広げるのも大変なので、②のような方法も効果的だそうです。
<5分間立つ場所で美術史の流れを確認!>
洗面所やキッチンなど、自宅で5分以上立つ場所に、年表のコピーを貼っておき、そこに立ったら美術史の流れを確認する
わざわざ本を開いて確認という時間がとれなくても、この方法ならいつでも確認ができる、と非常に忙しい仕事をしている先輩の体験談です。
<会社の同僚を巻き込む!>
ランチタイムに同僚をつかまえ、前日に学んだ内容を説明してみる
人に何かを説明をする時に話に詰まる、相手に意味が伝わらない、という場合は、内容が頭の中で整理されていないことが多いもの。そこで、人に自分が勉強した内容を話しみて、詰まったら帰宅後にその内容を復習する、ということをくり返した先輩も。
<瞬発力トレーニング>
スピード重視で『練習問題』を解く
「4択問題でパッと見て正解を見つけ出せるようになる」ための方法だそうです。その際、正解を1つ選ぶのか、誤ったものを1つ選ぶのか、設問を慌てず見極める注意力も同時に身につけることになったそうです。これにより10点、20点の得点アップに直結できるとか……。
<時間のイメージトレーニング>
自分の中で時間配分を考えて、昨年の「検定問題」を解いてみる
時間制限のある検定試験にそなえ、時間配分のイメージを持って問題を解く練習方法です。腕時計やタイマーを使い、所定の時間内に直近の本試験問題で実践してみること。自分の回答スピードが制限時間に間に合うのかどうかを試すことで、時間配分への対策が立てられるとのこと。本試験での時間配分はあらかじめ考えておいた方が本番で焦りません、とのアドバイス付きです。特に、2級は問題数が多く、1級は記述式問題が出題されるため、時間配分は合格へのキーとなるもよう。
<弱いジャンルを徹底攻略!>
自分が弱い「デザイン」「建築」分野を中心に、美術検定関連書籍を読み込んだ
直前なので、自分の弱点分野のみ強化する方法です。弱点分野は人によって異なるので参考にする書籍も違うと思いますが、関連書籍は使えると思います、とのこと。
<TVで記憶を活性化!>
TVの美術番組は、録画しても見る
TV番組による学習効果は、複数の先輩たちが挙げていました。
例えば、『日曜美術館』『美の巨人たち』はもちろん、『なんでも鑑定団』『世界ふしぎ発見』でも『公式テキスト』に載っている作家の作品や建築物、世界遺産が出てくること、どの美術館にどんな作品が収蔵されているか、作品にこめられた思いや背景等も端的なエピソードとして語られ、書籍を読まずに情報を得られる……など。TV画面で見た作品は記憶に残るそうです。BS放送も含め、番組表をチェックして予約録画しましょう、というアドバイスもありました。
<思い出したらネットで検索>
時事問題は、時々ネットで検索してみる
思い出した時に、「展覧会、修復関連、美術品オークション、企業の文化活動、開館した美術館、美術館の教育普及」などといったキーワードをネットで検索し、美術に関連する時事問題の記事を読んでみる、という対策もありました。ただし「仕事中に検索しないように」とのこと。あくまでも、「思い出した時」にしてみましょう。
<小論文は書いてみる!>
「1000字の文章を書く」体験をする
こちらは1級対策です。「小論文の書き方」の書籍を買い、それにのっとって時事問題やTVからの情報、体験したことなどを下手でもいいから書いてみる、展覧会に行ったら自分の感想をまとめてみる、など。とにかく1000字を自分で書いてみると、あやふやだった情報が整理できる、作品や作家の正確な漢字、年号などをしっかり覚えるきっかけにもなったそうです。
<筋力トレーニング>
たくさんの文字数を「丁寧に早く書く」練習をする
こちらも1級の記述対策。この先輩は、筆圧が弱く2〜3行書くと手指が痛くなってしまう方でした。そのため、記述内容を組み立てる「頭を使う訓練」と並行して、毎日1回、新聞の1面コラムを1000文字分だけ書き写すトレーニングを実行されたそうです。字の丁寧さを維持しながらでも「毎日取り組めば、かかる時間は次第に短くなった」と言います。
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受験生のみなさん、いかがだったでしょうか?
勉強方法や対策は個人によって違うもの。すでに自分のペースで勉強されている方は、そのペースをぜひ継続してください。どうしようと焦っている方は、上記に1つでも「これなら」という対策があれば幸いです。
では、GOOD LUCK!
| アートナビゲーター活動記 | 16:30 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑