美術検定オフィシャルブログ~アートは一日にして成らず

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直前対策!になるかも!? アート時事ニュース

こんにちは、「美術検定」事務局です。
とうとう美術検定の本番が明後日に迫りました。
みなさん、くれぐれも風邪などひかないよう、体調管理にも気をつけてくださいね。

検定直前ということもあり、今回のブログでは昨年後半から今年前半の主要アート時事ニュースを、10カテゴリーに分けてお伝えしたいと思います。
1・2級受験のみなさまには、受験対策になるかもしれません。


1・2012年は大型美術展が目白押し
2011年は東日本大震災が美術展にも大きな影響を及ぼしたが、国立西洋美術館の「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影」は無事に秋に開幕した。今年は3月にスタートした東京国立博物館の「特別展 ボストン美術館 日本美術の至宝」(名古屋、福岡、大阪に巡回)をはじめ、国立新美術館の「大エルミタージュ美術館展」(名古屋、教徒に巡回)、、国立西洋美術館の「ベルリン国立美術館展」(福岡に巡回)、東京都美術館「マウリッツハイス美術館展」(神戸に巡回)など、海外の大美術館のコレクションを日本で鑑賞できるチャンスが多い年となった。
一方、今年で5回目を迎えた「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ」、「福島現代美術ビエンナーレ」といった地域に根付いた大規模な展覧会も開催され、多くの鑑賞者を集めた。


2・美術館のリニューアル
昨年秋のパリ・オルセー美術館リニューアルオープンは記憶に新しい。国内でも今年はリニューアル開館ラッシュとなった。主なリニューアルオープンは、岐阜県立美術館、山口県立美術館、東京都美術館、別府市美術館、東京ステーションギャラリー、五島美術館など。また、リニューアル工事のため、昨年11月より東京都庭園美術館が休館に入っている。

参考Webサイト
インターネットミュージアム


3・新たな研究成果〜光琳、レオナルド〜
昨年12月、尾形光琳作「紅白梅図屏風」の制作方法が解明され、画面中央の流水文様は、銀箔を張った一部を硫化させることによって作られたことが発表された。
今年2月にはプラド美術館が、同館所蔵の「モナ・リザ」の模写として名高い「プラドのモナ・リザ」の作者を、レオナルド・ダ・ヴィンチの弟子作と発表。細部調査の結果、レオナルド作と同時期の制作と確認された。

関連Webサイト
朝日新聞デジタル版より
AFPBB Newsより


4・日本人作家たちの国際賞受賞
2012年3月、森山大道がニューヨークの国際写真センター(ICP)主催の第28回インフィニティ賞生涯功績部門で受賞。歴代受賞者には杉本博司や澤田知子らもいるが、生涯功績部門では初めての日本人受賞者となった。
また、今年8月、第13回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展で日本館が金獅子賞を受賞。受賞作は、伊東豊雄・乾久美子・藤本壮介・平田晃久・畠山直哉が参加した「みんなの家」(岩手県陸前高田市に建築)プロジェクト。

参考Webサイト
国際写真センター 
日経新聞Web刊より



5・東日本大震災被災地への支援、被災した美術館の修復が少しずつ進行
今年4月〜9月にわたり、ルーヴル美術館が盛岡市・仙台市・福島市での巡回展「ルーヴル美術館からのメッセージ」を各市の県立美術館と共同で開催した。この展覧会はルーヴル美術館が作品を通して被災地への連帯の気持ちを伝えるプロジェクトとして企画された。
4月には、震災の津波で流失した茨城大学五浦美術文化研究所六角堂の再建工事が終了。8月には被災した栃木県の濱田庄司記念益子参考館に、前日本民藝館館長小林陽太郎が発起人の基金から7400万円が贈呈された。

参考Webサイト
・ルーヴル美術館「
東北三都市巡回展 ルーヴル美術館からのメッセージ:出会い
茨城大学五浦美術文化研究所
濱田庄司記念参考館


6・オークションで落札最高額がまた更新に
今年5月、サザビーズでムンクの「叫び」が約1億1992万ドル(約98億円)で落札された。サザビーズによると、絵画競売落札価格としては最高額という。同月、クリスティーズではマーク・ロスコの絵画「オレンジ、赤、黄色」(1961年)が8690万ドル(約69億5000万円)で落札され、ロスコ絵画の最高額を更新。

参考Webサイト
朝日新聞デジタル版より
Bloomberg.co.jpより



7・美術品の盗難相次ぐ
昨年9月、金沢21世紀美術館ではピピロッティ・リストの「あなたは自分を再生する」(2004年)の一部が持ち去られた。今年2月には、岡山県伊原市の市立田中美術館で、開催中の「平櫛田中賞受賞記念特別展『SP0』小谷元彦」の展示作品の騎馬像の一部が盗まれている。
海外では、今年1月、ギリシア国立美術ギャラリーから、ピカソの「女の頭部」(1939年)やモンドリアンの作品3点が盗まれた。

参考Webサイト
金沢21世紀美術館
さんようタウンナビより
朝日新聞デジタル版より



8・国際展に選ばれた日本人アーティストたち
来年開催される第55回ヴェネツィア・ビエンナーレの日本館の展示作家に、田中功起が選ばれた。また、今年6月〜9月に開催されたドクメンタ13には、大竹伸朗が出品。

参考Webサイト
国際交流基金
朝日新聞デジタル版より



9・文化財保存、修復に関するニュース
今年4月、2010年12月から始まっていた東大寺の国宝「不空羂索観音立像」の宝冠修理が終了。修理に伴い、宝冠調査にあたっていた研究者は、10月に宝冠にあしらわれた3割の家玉が弥生〜古墳時代に輸入されたガラス玉の可能性が高いと発表した。また、9月、国宝「平等院鳳凰堂」は56年ぶりに修理が開始されている。

参考Webサイト
毎日jpより
朝日新聞デジタル版より



10・美術界の訃報 2011年9月〜2012年9月(敬称略、国名は国籍)

・美術家 リチャード・ハミルトン(9月、イギリス)
・美術家 元永定正(10月、日本)
・彫刻家 ジョン・チェンバレン(12月、アメリカ)
・デザイナー 柳宗理(12月、日本)
・建築家 菊竹清訓(12月、日本)
・画家 ヘレン・フランケン・サーラー(12月、アメリカ)
・建築家 リカルド・レゴレッタ(12月、メキシコ)
・日本画家 小泉淳作(1月、日本)
・デザイナー 石岡瑛子(1月、日本)
・美術家 マイク・ケリー(1月、アメリカ)
・写真家 石本泰博(2月、日本)
・美術家 アントニオ・タピエス(2月、スペイン)
・朝日新聞美術記者 田中三蔵(2月、日本)
・美術家 ダヴィッド・ヴァイス(4月、スイス)
・写真家 深瀬昌久(6月、日本)
・美術家 ジョルジュ・マチュー(7月、フランス)
・美術家 フランツ・ヴェスト(7月、オーストリア)

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