体験者おススメ! 受験に役立った本たち
こんにちは! アートナビゲーターの鈴木です。
いよいよ2011美術検定の試験日程が発表されました。
“受験生の夏”をお過ごしのみなさま。
お勉強ははかどっていらっしゃいますか?
今日はみなさまにエールを送る気持ちで、
本棚を前にしながら私の受験生の夏を振り返ってみることにします。
いよいよ2011美術検定の試験日程が発表されました。
“受験生の夏”をお過ごしのみなさま。
お勉強ははかどっていらっしゃいますか?
今日はみなさまにエールを送る気持ちで、
本棚を前にしながら私の受験生の夏を振り返ってみることにします。
まず手にするのは各級別の
『アートナビゲーター検定試験予想問題集』(現『「美術検定」練習問題』美術出版社)ですね。
きっと私のようにその出題範囲の広さと深さに驚いた人も多いのでは?
でも表紙を開いたら、
「簡単!簡単!」
「えっ?わからない・・・」
「難しい!」
「あってるかな?」
つまり、自分の答ひとつひとつの正誤にとらわれず、まずは一気にやってしまいましょう。
ここで自分の苦手なジャンルがはっきりするはず。
でも、苦手克服のためにはカラー版シリーズ(美術出版社)があります。
『西洋美術史』・『日本美術史』・『西洋絵画の主題物語』・『20世紀の美術』
……など様々な分野別になっていますので、ここでがっぷり取り組めば克服可能!
そして横にはいつも
『「美術検定」西洋・日本美術史の年表』(美術出版社)を。
得意・不得意も意外と“点”でしか捉えていないことが多いもの。
大きな流れの中でその“点”をつなげることができるとストンと頭に納まり、
さらにそこから新しい興味がわいてきたりします。

ここまでは完全に受験対策。
しかし、それだけだと単調になりがちですよね。
そこでスパイスとして役立ったのが雑誌です。
『美術手帖』(美術出版社)の特集。
そして意外に見逃せないのが一般雑誌のアート特集号です。
入門編的なものが多いのですが写真も大きく解説もわかりやすい!
『BRUTUS』『Casa BRUTUS』(マガジンハウス)
『Pen』(阪急コミュニケーションズ)
『Esquire日本版』(2009年休刊。エスクァイア マガジン ジャパン)
などのバックナンバーはチエックをおすすめします。

さて、ややこしい名前や用語とのつきあいに少し疲れたら、
こんな言葉にふれて「アート大好き!」の気持ちを奮い立たせてみませんか?
どれも古今東西の豊かで深い美術の流れを個性的な視点で語ってくれる本です。
「…アートというものは、突き詰めて考えるとひとりひとりの人間がいまここに存在しているという驚きそのものなのです」
――『反アート入門』椹木野衣(幻冬舎)より
「…人間が「美」をつくったのではない。「美」すなわち美しいと感じる「心」が人間をつくったのです」
――『美は時を超える 千住博の美術の授業ll』千住博(光文社新書)より
「…しかし、いずれにしても 不思議な気分、常人が引き出しかねている そのキッカケを与えるキューを出すのが芸術家なんじゃないの?」
――『モンガイカンの美術館』南伸坊(朝日文庫)より
「…思わぬところに、いつでもそしてどこにでも「美」はあなたを待っている。「美」はすべてのひとを待っています。あとはみなさんがそれをみつけだすだけ」
――『「美しい」ってなんだろう?美術のすすめ』森村泰昌(理論社・よりみちパンセ)より

それでは美術検定受験がみなさまにとって
“セカイを知る力”を発見する楽しい経験となりますように!
プロフィール/美術館で見つけたポスターの引力にひきつけられ、興味津々で第一回目の美術検定(当時は「アートナビゲーター検定試験」)を受験。2005年1級取得。これをきっかけにたくさんの出会いに恵まれ観賞会ガイドやワークショップボランティア等の活動に参加。
現在は東京都現代美術館ガイドスタッフを中心に活動中。一番の勉強法は何よりも実際に作品の前に立つこと。そしてその度にドキドキとする気持ちをいつまでも持ち続けたいと思っています。
『アートナビゲーター検定試験予想問題集』(現『「美術検定」練習問題』美術出版社)ですね。
きっと私のようにその出題範囲の広さと深さに驚いた人も多いのでは?
でも表紙を開いたら、
「簡単!簡単!」
「えっ?わからない・・・」
「難しい!」
「あってるかな?」
つまり、自分の答ひとつひとつの正誤にとらわれず、まずは一気にやってしまいましょう。
ここで自分の苦手なジャンルがはっきりするはず。
でも、苦手克服のためにはカラー版シリーズ(美術出版社)があります。
『西洋美術史』・『日本美術史』・『西洋絵画の主題物語』・『20世紀の美術』
……など様々な分野別になっていますので、ここでがっぷり取り組めば克服可能!
そして横にはいつも
『「美術検定」西洋・日本美術史の年表』(美術出版社)を。
得意・不得意も意外と“点”でしか捉えていないことが多いもの。
大きな流れの中でその“点”をつなげることができるとストンと頭に納まり、
さらにそこから新しい興味がわいてきたりします。

ここまでは完全に受験対策。
しかし、それだけだと単調になりがちですよね。
そこでスパイスとして役立ったのが雑誌です。
『美術手帖』(美術出版社)の特集。
そして意外に見逃せないのが一般雑誌のアート特集号です。
入門編的なものが多いのですが写真も大きく解説もわかりやすい!
『BRUTUS』『Casa BRUTUS』(マガジンハウス)
『Pen』(阪急コミュニケーションズ)
『Esquire日本版』(2009年休刊。エスクァイア マガジン ジャパン)
などのバックナンバーはチエックをおすすめします。

さて、ややこしい名前や用語とのつきあいに少し疲れたら、
こんな言葉にふれて「アート大好き!」の気持ちを奮い立たせてみませんか?
どれも古今東西の豊かで深い美術の流れを個性的な視点で語ってくれる本です。
「…アートというものは、突き詰めて考えるとひとりひとりの人間がいまここに存在しているという驚きそのものなのです」
――『反アート入門』椹木野衣(幻冬舎)より
「…人間が「美」をつくったのではない。「美」すなわち美しいと感じる「心」が人間をつくったのです」
――『美は時を超える 千住博の美術の授業ll』千住博(光文社新書)より
「…しかし、いずれにしても 不思議な気分、常人が引き出しかねている そのキッカケを与えるキューを出すのが芸術家なんじゃないの?」
――『モンガイカンの美術館』南伸坊(朝日文庫)より
「…思わぬところに、いつでもそしてどこにでも「美」はあなたを待っている。「美」はすべてのひとを待っています。あとはみなさんがそれをみつけだすだけ」
――『「美しい」ってなんだろう?美術のすすめ』森村泰昌(理論社・よりみちパンセ)より

それでは美術検定受験がみなさまにとって
“セカイを知る力”を発見する楽しい経験となりますように!

現在は東京都現代美術館ガイドスタッフを中心に活動中。一番の勉強法は何よりも実際に作品の前に立つこと。そしてその度にドキドキとする気持ちをいつまでも持ち続けたいと思っています。
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