富山のアートスポット
みなさん、こんにちは。アートナビゲーターの阿部です。
最近富山生活を始めたばかり。今日は富山のアートスポットを、いくつか紹介させていただきます。
最近富山生活を始めたばかり。今日は富山のアートスポットを、いくつか紹介させていただきます。
まずは市内電車「西中野」駅近く、城南公園の中にある富山県立近代美術館。
こちらは今年の12月28日をもって閉館となります。1981年に開館し、オープニングは「富山国際現代美術展」を開催。ダニエル・ビュラン、アネット・メサジェ、リチャード・ロングなどの作品が展示されました。
美術館建築の設計を監修したのはル・コルビュジエの弟子のひとり、前川國男です。建築した日本総合建築事務所の富山出身の方いわく、雪の“かまくら”のイメージがあるそうです。

富山県立近代美術館の外観と1階展示室から見上げた2階天井
美術館内は、1階と2階の展示室が吹き抜けになっていて、2階常設展示室から1階企画展示室を見下ろせる構造になっています。
2階常設展を一周すると、20世紀美術の流れを年代順に見ることができます。充実したコレクションは国内外から作品の貸し出し要請も多いとか。
このフロアでは、富山在住のアートナビゲーターの方もボランティアで活躍中です。

1階と2階吹き抜け部分
中2階には富山出身の瀧口修造展示室があり、他2つの展示室ではイタリアの椅子とポスター、クリスト&ジャンヌ=クロードの作品を展示中です(10月10日まで)。
開館して間もなく椅子とポスターの収集を始めたこの美術館では、20世紀のデザインにも重きを置いています。1985年から継続してポスターの国際展「世界ポスタートリエンナーレトヤマ」(IPT)が現在まで開催されています。

1階エントランス天井は中2階天井と同じ高さ
7月からは、全館でコレクション展「マイ・ベスト×ユア・ベスト わたしたちのコレクション」(7月9日~9月4日開催)が始まります。
閉館後は新たに富山県美術館となって、富山駅北口近くの富岩運河環水公園(ふがんうんがかんすいこうえん)に移転し、2017年秋オープン予定です(2017年春展示室を除き一部開館予定)。アートアンドデザインを柱に、見るだけでなく体験もできる美術館を計画中だそうです。
ちなみに、環水公園には、2008年ストアデザインコンテストで最優秀賞を受賞したスターバックス富山環水公園店があり、観光の定番コースになっています。こちらの公園では映画「アオハライド」のロケも行われたそうです。

スターバックス富山環水公園店の外観
また、環水公園のほど近くに、個人の邸宅を改修し2011年に開館した樂翠亭(らくすいてい)美術館があります。「樂翠(らくすい)」とは、“緑を楽しむ”という意味があるそうです。

落ち着いた隠れ家的なスポット
入口を入るとすぐにミュージアムショップがあります。こちらは“和”がコンセプト。手ぬぐいやTシャツにも使われている美術館のロゴは、アートディレクター佐藤可士和のデザインです。庭園と茶室があることから、陶器やガラス作品、富山県産の茶菓子が並びます。他にはない美術館ならではのお土産が見つかるかも。
たくさん歩いてお腹がすいたら、気軽に立ち寄れるのがANAクラウンプラザホテル隣にある「コンパクトデリトヤマ」です。
富山国際会議場の店舗をリノベーションし、2016年4月にオープンしました。富山の料理人こだわりのメニューを自由に選んで、好きな席で楽しめます。開店の9時からお酒が飲めるそう。テラス席から富山城も見えますよ。
(諸事情により、現在は富山の匠のシェフが料理を担当するコンセプトがなくなり、紹介した当時とは全く違うお店となっています、ご了承下さい。)

広めのイートイン席でゆったり
ますと鯛のお寿司をいただきましたが、とても美味しかったです。

富山名物ますの寿司を少しだけ
北陸新幹線が開業して一年と少しの富山ですが、見どころがまだまだたくさんありそうです。
住み始めて日が浅いので、これを機にお気に入りを探していきたいです。
こちらでぜひご紹介させていただければ。その時にまた、お会いしましょう!
プロフィール
2010年1級に合格。3級から受験して、1級合格までの3年間はもしかしたら試験に出るかも!といろんなことに関心が広がって充実していました。今までは人に楽しんでもらいたい、ということが原動力でしたが、それにはまず自分が楽しむことが大切な気がして、そういう勉強もいいかな、と最近思っているところ…。
こちらは今年の12月28日をもって閉館となります。1981年に開館し、オープニングは「富山国際現代美術展」を開催。ダニエル・ビュラン、アネット・メサジェ、リチャード・ロングなどの作品が展示されました。
美術館建築の設計を監修したのはル・コルビュジエの弟子のひとり、前川國男です。建築した日本総合建築事務所の富山出身の方いわく、雪の“かまくら”のイメージがあるそうです。


富山県立近代美術館の外観と1階展示室から見上げた2階天井
美術館内は、1階と2階の展示室が吹き抜けになっていて、2階常設展示室から1階企画展示室を見下ろせる構造になっています。
2階常設展を一周すると、20世紀美術の流れを年代順に見ることができます。充実したコレクションは国内外から作品の貸し出し要請も多いとか。
このフロアでは、富山在住のアートナビゲーターの方もボランティアで活躍中です。

1階と2階吹き抜け部分
中2階には富山出身の瀧口修造展示室があり、他2つの展示室ではイタリアの椅子とポスター、クリスト&ジャンヌ=クロードの作品を展示中です(10月10日まで)。
開館して間もなく椅子とポスターの収集を始めたこの美術館では、20世紀のデザインにも重きを置いています。1985年から継続してポスターの国際展「世界ポスタートリエンナーレトヤマ」(IPT)が現在まで開催されています。

1階エントランス天井は中2階天井と同じ高さ
7月からは、全館でコレクション展「マイ・ベスト×ユア・ベスト わたしたちのコレクション」(7月9日~9月4日開催)が始まります。
閉館後は新たに富山県美術館となって、富山駅北口近くの富岩運河環水公園(ふがんうんがかんすいこうえん)に移転し、2017年秋オープン予定です(2017年春展示室を除き一部開館予定)。アートアンドデザインを柱に、見るだけでなく体験もできる美術館を計画中だそうです。
ちなみに、環水公園には、2008年ストアデザインコンテストで最優秀賞を受賞したスターバックス富山環水公園店があり、観光の定番コースになっています。こちらの公園では映画「アオハライド」のロケも行われたそうです。

スターバックス富山環水公園店の外観
また、環水公園のほど近くに、個人の邸宅を改修し2011年に開館した樂翠亭(らくすいてい)美術館があります。「樂翠(らくすい)」とは、“緑を楽しむ”という意味があるそうです。


落ち着いた隠れ家的なスポット
入口を入るとすぐにミュージアムショップがあります。こちらは“和”がコンセプト。手ぬぐいやTシャツにも使われている美術館のロゴは、アートディレクター佐藤可士和のデザインです。庭園と茶室があることから、陶器やガラス作品、富山県産の茶菓子が並びます。他にはない美術館ならではのお土産が見つかるかも。
たくさん歩いてお腹がすいたら、気軽に立ち寄れるのがANAクラウンプラザホテル隣にある「コンパクトデリトヤマ」です。
富山国際会議場の店舗をリノベーションし、2016年4月にオープンしました。富山の料理人こだわりのメニューを自由に選んで、好きな席で楽しめます。開店の9時からお酒が飲めるそう。テラス席から富山城も見えますよ。
(諸事情により、現在は富山の匠のシェフが料理を担当するコンセプトがなくなり、紹介した当時とは全く違うお店となっています、ご了承下さい。)

広めのイートイン席でゆったり
ますと鯛のお寿司をいただきましたが、とても美味しかったです。

富山名物ますの寿司を少しだけ
北陸新幹線が開業して一年と少しの富山ですが、見どころがまだまだたくさんありそうです。
住み始めて日が浅いので、これを機にお気に入りを探していきたいです。
こちらでぜひご紹介させていただければ。その時にまた、お会いしましょう!

2010年1級に合格。3級から受験して、1級合格までの3年間はもしかしたら試験に出るかも!といろんなことに関心が広がって充実していました。今までは人に楽しんでもらいたい、ということが原動力でしたが、それにはまず自分が楽しむことが大切な気がして、そういう勉強もいいかな、と最近思っているところ…。