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美術検定オフィシャルブログ~アートは一日にして成らず

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子連れで楽しむ美術館 vol.16

こんにちは。子連れアートナビゲーターのMARMOTです。
「子連れで楽しむ美術館」第16弾は、20世紀を代表する芸術家・岡本太郎作の「太陽の塔」(内部)です。


「太陽の塔」の目の前で生まれ育った私と、帰省のたびに大阪モノレールの窓越しに挨拶していた娘(「子連れで楽しむ美術館 vol.13」も合わせてお読みいただけると幸いです)。2018年3月から始まった「太陽の塔」内部の一般公開に、ようやく行くことができました。

最寄り駅は大阪モノレール「万博記念公園」駅です。大阪空港方面からモノレールに乗ったら、ぜひ進行方向左側を見てください。自然文化園の森の向こうから、金色の頭が見えてきます。夜になると目が光るので、ぎょっとするかもしれませんが・・・。

内部の見学には、「太陽の塔」オフィシャルサイトから日時指定のチケットを購入する必要があります。予約に空きがある場合のみ、当日券の購入が出来ます。外側から見るだけなら予約は不要です。万博記念公園の入園料(大人260円、小中学生80円)を払って入場すれば、すぐ目の前に立っています。

20191129

ベビーカーの持ち込みはできません。高さ30メートルまで階段をぐるぐる登っていくのは思いのほかに疲れますので、乳幼児や高齢者と一緒に訪問する場合は、予約の際にエレベーターの指定をお勧めします。授乳やおむつ替えには、事前に公園内の施設を利用しましょう。

指定時間に受付でQRコードを提示したら、いよいよ中へと入っていきます。写真撮影は1階展示フロアのみ可能です。塔の内部には、万博当時に周囲の地下空間に提示されていた「地底の太陽」がプロジェクションマッピングで再現され、さらに進むと、生命の進化を表現した巨大なオブジェ「生命の樹」がそびえています。見学者は、解説者の案内に従って下から生命の進化をたどっていくわけです。

以前、東京・青山にある岡本太郎記念館でミニサイズの「生命の樹」を見たことがありましたが、実物の大きさと約50年の時を経て増幅された迫力に、頭がくらくらしました。しかも、よく知っていると思っていた「太陽の塔」の中にこんなものがあったのか!という、いわば裏の顔を知ってしまったような気分になりました。

娘の感想です。
「太陽の塔の中は赤色に光っていて、途中で目がちかちかしました。そして、中にはいろんな動物がいました。顔の修復をしたゾウがいましたが、修復をしてないゴリラは顔が取れていました。そして、手(太陽の塔の腕)の部分は目が回りそうになりました。人間の成長(進化)が影絵のように見えました。太陽の塔の中があんなことになっているとは思いませんでした。その前に映像を見ました。その映像(「地底の太陽」プロジェクションマッピング)は、血がついた手形がばんばん壁にきて、音も大きかったのでこわかったです。途中でこわいストーリーが始まるのかと思いました。でもなかったです。」

今回は時間の関係で訪問できませんでしたが、園内の「EXPO’70 パビリオン」、そして、当時の地下展示に使われた仮面や神像がきっかけとなり、万博閉幕後に設立された国立民族学博物館もお勧めです。また、彫刻13点が点在する現代美術の森もありますよ。

万博記念公園内は非常に広く、四季の植物があふれる憩いの場となっています。開催当時に大阪万博に行ったことがある人なら、パビリオン跡を示すプレートめぐりも楽しそうです。その他、立体迷路などのアスレチック施設やバーベキュー場もあり、大人も子供も、万博を知らない人も、一日中楽しめるところです。


プロフィール/海外の大型美術館を特集したNHKの番組をきっかけに美術に興味を持ちました。趣味を何らかの形で生かすきっかけになればと、2008年に「美術検定」1級を取得しました。翌年に出産。お絵かきの好きな小学生に成長した娘と、いろいろなアートの楽しみ方を探求する毎日です。

| 連載「子連れで楽しむ美術館」 | 10:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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