美術検定オフィシャルブログ~アートは一日にして成らず

「美術検定」のオフィシャルブログです。

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アートで朝活!

札幌在住アートナビゲーターの高橋です。
今回は8月22日(月)に札幌で行われました朝活講座
美術鑑賞のイロハ ―アートナビゲーターが教える絵画の見方―」について
簡単にご報告します。


出勤前の時間を有効に、と考えて始められた朝活も今回で4回目。
主催者にとっては、美術に関しては初めての試みだということでした。
朝7時からというこの講座に人が集まるのかと心配していましたが、45名の方がご参加くださいました。

出勤前のOLさんやサラリーマン、早起きのお得意なお年寄りまで、顔ぶれは様々。
美術検定に挑戦しようという方もいらして、美術鑑賞のイロハを熱心に聞いていただきました。

asakatsu

ここで、講座の内容を少し紹介させていただきます。

なぜ、美術館は敷居が高いと思われるのでしょうか?
とてもうるさく規制されるのも理由の一つでしょう。

「走ってはいけない、ペンでメモしてはいけない、おしゃべりもダメ」

最初の二つは作品を傷つけるからという理由がすぐにわかりますが、おしゃべりは?
鑑賞者の邪魔になるというだけでは明確な理由として納得がいかないですね。
それでは、こんな作品に出合ったらどうでしょう?

ピカソの《3人の楽士》、ムンクの《叫び》、金沢健一《音のかけら》……
耳を澄ますと何か聞こえてきませんか?

そうです。見るだけではなく、聞いてみるという鑑賞法が美術にはあるので、
静かに、作品に耳を傾けることも大事なのです。
こう聞くと、一方的に「おしゃべりはダメ」と規制されるより、納得できませんか?

……というような、鑑賞の心構え、作品を楽しむためのコツをお話ししました。

また、美術検定を受ける方のための参考書もご紹介しました。
美術検定の『過去問集(現・練習問題)』はもちろんのことですが、私がおすすめなのは、『読むブリジストン美術館』と『読む石橋美術館』の2冊。
収蔵作品を使った名品集でありながら、それぞれ、西洋美術史、日本美術史がわかりやすくたどれる参考書として優れものです。

*****

目を輝かせる参加者に対して、いささか寝ぼけ気味の私……。
次の機会にはもう少しシャキッとしなくてはと反省もしました。
しかし、終了後のアンケートを見ると、「すぐにも美術館へ行きたくなりました」という感想をいただき、まさに、これがアートナビゲーターの醍醐味だと感じて、朝活初体験を無事、終えることができました。


プロフィール/1998年より北海道立近代美術館を拠点とする(社)北海道美術館協会にてボランティア活動に参加。腕試しとスキルアップを目指して「美術検定」(当時のアートナビゲーター検定)を受験。現在では、アートナビゲーターとして、定期的な美術サロンの開催、美術館連絡協議会主催の展覧会での解説、美術に関するシンポジウムの司会など活動の幅を広げている。

| アートナビゲーター活動記 | 12:22 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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